鉱山機械せん孔機、さく岩機、採炭機械、石油さく井機、積込機、破砕機・摩砕機・選別機、給鉱機

鉱山機械とは

鉱山機械とは、地中から鉱物・石材等を採掘する時に用いる機械をさします。日本においては、鉱山採掘事業自体が時代の経過とともに縮小し、構成機械にも変化がみられます。

  1. 骨材機械
    骨材機械とは、山などで採取した原石を砕き、「骨材」と呼ばれる資材を作る機械のことで、その代表的なものは破砕機(クラッシャ)です。「骨材」は、建設・建築用コンクリートや道路のアスファルトなどの原料となり、身近なところで幅広く利用されています。
    なお、その他の骨材機械には、骨材を一定の大きさにふるい分ける「選別機」、ミクロン単位の大きさに粉砕する「粉砕機」などがあります。
  2. ボーリング機械
    ボーリング機械は、地下の状況を調べたり、地下水や温泉用の井戸を掘るために使用されます。地下の鉱物や石炭などを商業的に採取するためには、何がどの位置にどれだけあるか調べなければなりません。そのために地下から岩石を取り出し地下の状況を調査します。また、地滑りなどの自然災害を予測するためにも地下の調査が必要です。さらに地下水や温泉を地下から取り出すために深さ2000m程度の穴も日常的に掘られています。日本では固有の“上総掘り”という技術により古来より灌漑用の水井戸を掘っていましたが、明治初期にアメリカから初めてボーリング機械が輸入されその後日本のメーカでも製作されるようになりました。最近では、コンピュータ技術を駆使したボーリング機械も数多く使用されるようになり、安全でスピーディーな作業が行えるようになりました。

2022年度受注額構成比

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