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トイレ(公衆トイレ含む) |
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管路施設の汚水入口部としては、トイレ排水口の物理的空間が最も大きいため、排泄物以外の大きな異物(固形物)が排出される可能性があります。特に公衆トイレなど不特定な利用者が使用するトイレは、異物混入の可能性が高くなります。
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例)紙オムツ、生理用品、綿布、ストッキングなど。
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風呂など |
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浴槽からの排水は、固形物混入の可能性は少なく、また、排水口も30mm程度です。洗い場、洗濯機、洗面台などからの排水は、排水口に目皿を設けているため、異物も小さく量的にも少ないと判断されます。
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例)排水口目皿に詰まった繊維類・髪の毛を回収せずにそのまま排水口から排出。
例)排水トラップに堆積した異物を回収せずにそのまま排出。
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台所など |
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管路施設の汚水入口部としては、水質的に雑多な異物(液体含む)が排出される可能性が大きくなります。固形物に関しては、排水口目皿やカゴで回収されるため、異物も小さく量的にも少ないのですが、ディスポーザが設置されている場合は、繊維状の野菜屑などが大量に排出されます。
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例)油脂類・塩分・酸性・アルカリ性液体(天ぷら油、みそ汁・煮炊き汁、洗剤等)
例)野菜屑・食物屑類・割り箸・スプーン類
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その他(上記の排水口と管路施設をつなぐ家庭内の排水管路) |
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各排水機器の排水口と下水道管路施設とをつなぐ家庭内排水管路からの異物混入が想定されます。
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例)接続マスなどの開口部から雨水などと共に流入する土砂等。
例)排水管路の接続ミスによる雨水などの流入。
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