GPは、遠心式GPと、容積式GPの2種類があり、次の様な特徴があります。
 
遠心式GP
 
 遠心式GPは、ポンプ吸込み口部に破砕機構(グラインダ)を持ち、夾雑物が破砕された汚水を渦流またはセミオープンの羽根車により圧送します。ポンプ吐出量は揚程の変化により変動し幅広い流入汚水量に対応することができますが、低揚程で使用する場合はキャビテーションの発生を考慮する必要があります。 
遠心式グラインダポンプ図 破砕機構(グラインダ)部
遠心式グラインダポンプ詳細図(PDF)(PPT)
 
容積式GP
 
 容積式GPは、ポンプ吸込み口部に破砕機構(グラインダ)を持ち、夾雑物が破砕された汚水をゴムのステータとステンレス鋼製のスネーク状のロータにより圧送します。ポンプ吐出量は小水量であり、また、極端な高揚程では過負荷運転となるためその適用範囲は限定されますが、揚程によるポンプ吐出量の変化がほとんどなく、多重圧送等大きな揚程が必要になる時に優位となります。
容積式グラインダポンプ図 破砕機構(グラインダ)部
容積式グラインダポンプ詳細図(PDF)(PPT)
 

※本文は、雑誌「月刊下水道」に投稿した原稿を加筆修正したものである。
 
作成日:平成19年12月18日
(社)日本産業機械工業会 排水用水中ポンプシステム委員会

Back PageTop