GD2 |
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ポンプの電源が切れても直ぐに停止せず,少しの時間回転が続く慣性効果の表現として,GD2(ジーディースケア)値を使用する。
回転体の慣性効果は,回転体の重量(G)と回転体の直径(D)の2乗とで表される。 |
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うず流ポンプ うずりゅうぽんぷ |
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汚水汚物用ポンプタイプの1つ。
セミオープン型羽根車をポンプケーシングの上方に移動させてポンプケーシング内に大きな異物通過空間を確保したポンプ。 |
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オートカット おーとかっと |
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電動機電流を直接遮断できるように電動機結線に直接接続している保護装置。
三相誘導電動機ではスター結線(一般に7.5kW以下)されている巻線の中性点に、単相誘導電動機では巻線の端部に取り付けられる。
何らかの原因で電動機に過電流が生じた場合、もしくは電動機が異常に過熱した場合に、バイメタルの働きにより電気回路を遮断して電動機を停止させる。
なお、電動機の温度が下がると自動的に復帰し運転可能な状態となる。 |
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ガイドパイプ がいどぱいぷ |
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着脱装置の一部。
ポンプ本体を点検床部から着脱装置の接合面まで案内するパイプ。 |
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攪拌装置 かくはんそうち |
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ポンプ水槽内の浮遊物や沈殿物が多い場合などに,ポンプ水槽内に強制水流を発生させることで,沈降・固着を抑制する装置。 |
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慣性効果 かんせいこうか |
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ポンプの電源が切れても直ぐに停止せず,少しの時間回転が続く現象。
なお,慣性効果の表現として,GD2(ジーディースケア)値を使用する。
回転体の慣性効果は,回転体の重量(G)と回転体の直径(D)の2乗とで表される。 |
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キャビテーション きゃびてーしょん |
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ポンプの羽根車入口などで静圧(圧力水頭)が水温に相当する飽和水蒸気圧力以下になったとき,水は気化して蒸気の細かい気泡が発生する。
この気泡は水流によって移動し,羽根の圧力の高い部分に来ると押しつぶされて急激に消える。
その際に,ポンプ性能を著しく低下させ振動および騒音が生じ,その部分の材料を潰食する。
この現象をキャビテーションという。 |
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グラインダポンプ ぐらいんだぽんぷ |
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吸込口に破砕機構(グラインダ)を装備し、汚水中の夾雑物を破砕機構で細かく破砕することで、異物の閉塞等を回避させたポンプ。 |
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ケーシング けーしんぐ |
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ポンプの主要部品で羽根車の回転で吸込み加圧された汚水をスムースに吐出口まで導く部分。 |
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サーマルプロテクタ さーまるぷろてくた |
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電動機の巻線温度を検出する保護装置。
電動機の巻線中に埋め込まれており、専用のケーブルにより外部の制御盤内の電気回路と接続される。
何らかの原因で電動機巻線が異常に過熱した場合に、サーマルプロテクタのバイメタルが動作し、その信号を受けて制御盤内の電気回路を遮断して電動機を停止させる(図参照)。
なお、電動機の温度が下がるとバイメタルは復帰するが、再始動には外部の制御盤にて手動で復帰させるのが一般的である。 |
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最小起動間隔 さいしょうきどうかんかく |
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電動機巻線の過熱による故障防止のために最小限必要なポンプの起動から次の起動までの時間。
「単独交互運転方式」および「並列交互運転方式」欄の図を参照。 |
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軸封装置 じくふうそうち |
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ポンプの同軸上に連結している羽根車部分と電動機部分の間に設けるもので,電動機室への水の侵入を防ぐための装置。 |
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実揚程 じつようてい |
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ポンプの吐出し水面と吸込水面との差。(一般にmで表す)
水中ポンプでは吸込口に水深圧がかかっている。 |
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締切全揚程 しめきりぜんようてい |
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締切運転時の全揚程。すなわち吐出し水量が零のときの全揚程。 |
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浸水検知器 しんすいけんちき |
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電動機室内への浸水を未然に検知する装置で、電極式とフロート式がある。
また、浸水を検知した際に、重故障としてポンプを故障停止させる方法と、軽故障としてポンプの点検修理を促す表示等を行い運転は継続する方法とがある。 |
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吸込ノズル すいこみのずる |
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水中汚水ポンプの吸込可能水位を低くするための管。ポンプの吸込口に取付けて吸込位置を低くする。 |
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水中汚水ポンプ すいちゅうおすいぽんぷ |
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汚水を圧送するために異物の通過性を考慮した水中ポンプ。
ノンクロッグポンプ、ブレードレスポンプ、スクリューポンプ、渦流ポンプ、グラインダポンプなどがある。 |
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スクリューポンプ すくりゅーぽんぷ |
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汚水汚物用ポンプタイプの1つ。
1枚の羽根が螺旋状に形成された羽根車で、異物の通過性を向上させたポンプ。 |
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ステータ すてーた |
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一般的にはモータの固定子のことである。
容積式グラインダポンプでは,スネーク部外側のゴムチューブのカバーをいう。 |
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性能曲線 せいのうきょくせん |
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縦軸に全揚程,横軸に吐出量を取り,ポンプの能力を連続的な曲線カーブで表示した図。 |
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全揚程 ぜんようてい |
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実揚程に槽内配管、弁類及び送水管路などの損失水頭と吐出し側の残留速度水頭を加えたもの。 |
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損失水頭 そんしつすいとう |
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汚水が圧送管内面との摩擦や流路の変化により受ける抵抗を水頭で表したもの。 |
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着脱式水中汚水ポンプ ちゃくだつしきすいちゅうおすいぽんぷ |
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着脱装置を用いた水中汚水ポンプ。
ポンプと配管との着脱がポンプ本体の引上げ・吊降ろしでできる水中汚水ポンプ。 |
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着脱装置 ちゃくだつそうち |
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水中ポンプと配管を接合させる装置。
ガイドパイプに沿って吊り降ろされたポンプの自重で着脱装置の接合面を押し付ける力により水密を保ち接合させる。 |
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抵抗曲線 ていこうきょくせん |
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管路における吐出し量に対する全揚程との関係を示す曲線。
この曲線と揚程曲線との交点がポンプ運転点となる。 |
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動水勾配線 どうすいこうばいせん |
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管路の各点の圧力水頭を管路に沿って連ねた線。 |
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ノンクロッグポンプ のんくろっぐぽんぷ |
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汚水汚物用ポンプタイプの1つ。
羽根車の羽根枚数を少なくし羽根高さを高くすることで羽根車内の異物通過空間を極力大きくしたポンプ。 |
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フライホイール ふらいほいーる |
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ポンプの急激な停止による水撃圧の増大を防ぐ対策として,モータと羽根車をつなぐ同軸上に取り付けられた弾み車。 |
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ブレードレスポンプ ぶれーどれすぽんぷ |
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汚水汚物用ポンプタイプの1つ。
クローズ型羽根車を筒状の流水路構造としたもので異物の通過性を向上させたポンプ。
広義ではノンクロッグポンプに含まれる。 |
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保護装置 ほごそうち |
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ポンプに使用されているモータの焼損・浸水等を事前に感知して保護する装置。
オートカット、サーマルプロテクタおよび浸水検知器などがある。 |
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ポンプ効率 ぽんぷこうりつ |
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ポンプの回転で与えられる軸馬力相当のエネルギー(E1)と,そのエネルギーから軸受で損失するエネルギーや回転部からの摩擦および漏洩や渦の発生で損失するエネルギー分を差し引いた水馬力相当のエネルギー(E2)との割合(E2/E1)。 |
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ポンプ全揚程 ぽんぷぜんようてい |
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ポンプ吐出し口と吸込口との圧力差。(一般にmで表す)
水中ポンプでは吸込口に水深圧がかかっている。 |
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ポンプ吐出し量 ぽんぷはきだしりょう |
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ポンプが単位時間に吐出す汚水の体積。(一般にm3/分で表す) |
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予旋回槽 よせんかいそう |
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ポンプの吸引流れを利用して渦流を発生させる装置。
ポンプ槽の底部に設置され、吸込ノズル付の水中汚水ポンプと組合せて浮遊物や沈殿物を巻込んで排出させる。 |
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レバーカップリング ればーかっぷりんぐ |
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レバーを動かすことによりワンタッチで取外し・取付ができる配管の接続金具。 |
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ロータ ろーた |
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一般的にはモータの主軸に取付けられた回転子のことで,ポンプでは同軸上に羽根車が取付けられている。
容積式グラインダポンプでは,羽根車がなく主軸の一部がスネーク状になっている部分をいう。 |
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