Q01 |
標準的な保守点検の種類と実施頻度を教えてください。 |
|
【回答】
標準的な保守点検と実施頻度は以下の通りです。
1) |
日常点検日常点検は、目視で実施出来る点検項目を中心に行うもので、1〜2ヶ月に1回程度実施されます。
|
2) |
定期点検定期点検は、目視で出来る点検と共にポンプ及び制御盤等の機器の詳細点検を行うもので1年に1回程度実施されます。
|
3) |
分解点検分解点検は、GPユニットの機能を維持するために、構成機器を定期的に分解点検し消耗部品等を交換するもので3〜10年に1回程度実施されます。
|
|
|
|
Q02 |
GPユニットの保守点検内容を教えてください。 |
|
【回答】
保守点検の内容は以下の通りです。
1) |
日常点検 |
|
・ ポンプ制御盤の外観・運転動作状況の確認
・ ポンプ保護装置の動作確認
・ グラインダポンプの外観・運転動作状況の確認
・ 絶縁抵抗値の測定
・ 水位計の動作状況の確認
・ 警報装置の動作確認
・ 貯水タンク内の状況確認
|
2) |
定期点検 |
|
・ (日常点検項目の確認)
・ 制御盤及びポンプの絶縁抵抗値の詳細測定
・ ポンプ本体の引き上げ点検
・ 水位センサの状態確認
・ 貯水タンク内の配管及び弁類の状態確認 |
3) |
分解点検 |
|
・ 分解組み立て
・ 消耗部品等の交換
・ モータ乾燥等の調整・整備
・ 再塗装
・ 運転試験 |
|
|
|
Q03 |
グラインダポンプの予備機は必要ですか。 |
|
【回答】
予備機は必要です。
但し、予備ポンプは、同一維持管理区内(複数処理区含む)で同一機種のグラインダポンプが複数台設置されている場合は、システム全体の共通予備ポンプとして適切な台数を保有し、故障時に迅速に交換出来る場所に保管してください。
また、同一機種のグラインダポンプが少ない収集地域の場合は、貯水タンク毎に予備ポンプを設置することも考慮します。
なお、予備ポンプの台数としては、一般的に同一機種のグラインダポンプ設置台数の10%程度以上(最少1台)を保有しますが、取り替えポンプの修理や分解点検等に要する期間を考慮して決定します。 |
|
|
Q04 |
点検はメーカに依頼すべきですか。 |
|
【回答】
日常点検は地元の維持管理業者に委託しても特に問題とはなりませんが、定期点検、分解点検については専門技術者による作業が必要ですのでメーカに依頼願います。 |
|
|
Q05 |
管路の維持管理は必要ですか。 |
|
【回答】
管路の点検時に、圧力管路途中に設置されている区間弁等の開閉確認、及び、管路埋設部地表面の不等沈下の有無を確認する必要があります。 |