各収集・輸送システムの比較
  自然流下システム 圧力管路システム
収集・輸送システム 輸送システム 収集システム
圧送式 圧力式 真空式
収集原理 汚水を管路勾配により重力を利用して自然流下させて収集輸送する。 汚水を圧送ポンプ施設により加圧して輸送する。 汚水をグラインダポンプにより加圧して収集する。 汚水を真空の負圧を利用して収集する。
標 準 的
施設配置
各戸設置のます、取り付け管、自然流下管渠およびマンホール 圧送ポンプ施設および圧送管路 各戸又は複数戸を対象としたグラインダポンプユニットと圧送管路 各戸又は複数戸を対象とした真空弁ユニットと真空管路及び真空ステーション
管  径 φ100mm以上 圧送ポンプ口径以上
(一般的にφ65mm以上)
グラインダポンプ口径以上
(φ30mm以上)
一般的にφ100〜250mm
埋設深度 地形、障害物などにより深くなることがある 浅層に埋設できる 浅層にほぼ一定の深度に埋設できる
地形条件等 影響が大きい 広範囲な地形条件に対応できる 吸引可能な真空度が保持できる範囲でまとまった地域に対応できる
電  源 不要 圧送ポンプ施設に必要 グラインダポンプユニットに必要 真空ステーションに必要
建  設
コ ス ト
地形条件等により大きく変化する 地形条件により他方式より安価となることがある
維持管理
コ ス ト
維持管理が比較的簡便で動力費も不要である。  圧送ポンプ施設等の維持管理と動力費が必要である。 グラインダポンプユニット等の維持管理と動力費が必要である。 真空弁ユニット、真空ステーション等の維持管理と、真空ステーションの動力費が必要である。
 
【表−2】各収集・輸送システムの比較